徳川家康公ゆかりの地 出世の街 浜松

ゆかりの地めぐり

湖西市

2023.03.08

静岡県湖西市をご紹介します。
湖西市は、徳川家康公ゆかりの地です。

【特別史跡新居関跡】

新居関所は江戸の防衛を目的に、慶長5年(1600)家康公によって設置されました。当初は浜名湖の今切口に近い場所にありましたが、災害により2度の移転を行い、宝永5年(1708)に現在地へ移転しました。明治2年(1869)の廃関令により、当時全国に53ヶ所存在していた関所のほとんどが取り壊されましたが、新居関所はその後も学校や役場として利用されたため、全国で唯一関所建物が現存しています。昭和30年(1955)に国の特別史跡に指定されました。構内には現存する関所建物である面番所や復元建物が展示されています。また、新居関所や新居宿に関する展示を行う「新居関所史料館」が併設しています。

 

 

【本興寺】

法華宗陣門流の本山であり、江戸時代には家康公から朱印地が与えられ、葵の紋の使用も認められていました。戦国時代には、今川方の武将であった鵜殿氏に保護されており、家康公の側室であった西群局は、本興寺第十世日梅の姉にあたります。境内には国指定重要文化財である本堂や西郡局の廟があり、奥書院では朱印状を運んだ朱印篭や徳川家代々の位牌、小堀遠州作と伝えられる庭園を楽しむことができます。

【宇津山城跡】
今川方の山城であり、永禄11年(1568年)の家康公による遠江侵攻の際に攻撃され落城しました。現在は正太寺からの眺望ポイントとなっています。